cadenceギターのモリです。
昨日は知人の結婚式に出席しまして、久しぶりにおめかし用スーツを着たのですが、これがきついこときついこと。ズボンのフックはハマらないし、ベストのボタンははち切れそうだし。たった3年でこんなに太るものかね。
中目黒というオシャレタウンでフルオーダーして仕立てたスーツなのですが、今や生地が悲鳴を上げる無残な着こなし。アジャスターにしておけば良かった。
若さの偉大さは失って初めてその尊さを知るのですね。そろそろ本気出して舞浜で若さの泉探さなきゃならないです。パコの作った安全の為の映画、見なきゃ。
アミーゴスというわけで、cadenceのメンバーが好きなバンドを紹介していくシリーズ第二弾、結局今回も私の推しです。なんか本当に私ばっかりで申し訳ない。今現在、メンバーめちゃめちゃ真剣におすすめバンドとアルバムを選出しておりますので、私の投稿をご覧になって気長にお待ちいただければ幸いです。
前回、私が横浜の中華料理屋(ゴミ中)でバンドメンバーにModern Baseballを紹介した件に触れましたが、もう一つ「こんなバンドやりたい!」と引き合いに出したバンドがございますので、今回はそちらをご紹介したいと思います。このバンドも私の周りで好きを公言する方がいらっしゃらないので、好きだよという方は是非お友達になりたいです。
Runaway Brother
Runaway Brotherはオハイオ州クリーブランドの4人組エモポップパンクバンドです。このバンドも何故か日本で知名度が低いような気がしますが、過去に来日しているAnnabelをはじめ、Look Mexico、Dikembe等が所属するTiny Enginesのバンドです。レーベルからして間違いないという感じですね。まずはアルバム収録曲を聴いて頂きたい。リバイバル感は薄目です。
もうのっけからカッコよさの塊。勢いのあるサウンドに綺麗なコーラスワーク。めっちゃかっこいい。この曲はアルバムの2曲目に収録されている曲なのですが、1曲目との繋がりが素晴らしく、時間がある方はちゃんとアルバムの順番通りに聴いてみて頂きたいです。
サウンドはKeep Doing What You’re Doingの頃のYou Blew It!やEveryone Everywhereが好きな人は、ストライクじゃないかと思います(Everyone Everywhereもレーベルメイトですね)。メロディー等を含めた全体的な雰囲気はWeezerとかも近いと言えそう。
しかも、このバンドもボーカルがぽちゃかわな感じで、ちょっと海外のオタクっぽいイメージがそのまま形になったような。あふれ出るナード感というか。よくフライヤーにポケモンのゲンガーとかポッポとか使ってるし。ナードは失礼ですかね。でもそのビジュアルもまた良い。
ギタリストはライブ中にキーボードも演奏するテクニシャンで、そういうところもかっこいい。私はもしかしたら、ぽっちゃりボーカルと何かがスイッチするバンドが好きなのかもしれません。ぽっちゃりギターヒーローって夢あるなぁ。
Runaway Brotherはミドルテンポの曲もしっかりやれて、ギャップが素敵です。ぽちゃかわなビジュアルも一緒にご確認ください。(サムネイルの方はベーシストです。)
音源とほぼ同じクオリティで演奏力がすごく高いです。スタジオライブとはいえ、ここまで音源通りに演奏できるバンドは珍しい気がします。
そしてやっぱりコーラスワークがめちゃめちゃ良いです。中にはボーカルをヒョロヒョロ声と表現する人もいるかもしれませんが、個人的には結構声量があって太く聞えます。どちらかというと声色が綺麗という感じだと私は捉えていて、コーラスと馴染みがよく好きです。
それと、曲中に雰囲気が変わるような展開が多くあるバンドで、曲が単純な繰り返しにしないところがあります。そんな展開するんだと驚かされる曲が多く、こういうところがRunaway Brotherの特徴であり魅力である気がします。
上記二曲は1stアルバムから選出しました。2ndはポップパンク感が抜けてしまって個人的には少し残念です。次のアルバムではまたがっつりポップパンク感がある曲を収録して欲しいと思います。2ndはYou Blew Itのラストアルバムみたいな感じに近いかな。あんな雰囲気が好きな方は2ndも聴いてみると面白いと思います。
さて、最後に私がRunaway Brotherの中で一番好きな曲をご紹介します。ここまで読み飛ばした方も是非この曲だけは聴いてみて頂きたい。2014年にリリースされた7インチにのみ収録されている曲なのですが、この曲を聴くと気持ちが奮い立たされる感じがします。
凄い間抜けでやっぱりナード感のある歌詞なのですが(サビで「俺は炎の息を吐けるし、化け物さえ俺の事を恐れるんだ」みたいなことを言っている )、そういうイケてないタイプの少年のフラストレーションが大爆発したような曲です。
やっぱり最高だなぁ、ついリピートしてしまう。名曲です。これ、もっと手に入れやすい音源に収録しても良いんじゃないかなと思ってしまいます。
さて、いかがでしたでしょうか。Runaway Brotherの紹介は以上です。こんなバンドが好きな方は是非cadenceのライブに遊びにいらしてくださいね。
最後に
海外のバンドはフィジカル自体が入手し辛い状態になっても、出し惜しみなくストリーミングやダウンロードできるようにしてくれるところが好きです。(「限定枚数のフィジカルを頑張って買ってくれた方に申し訳ないからセカンドプレスもダウンロードもありません」みたいなのは、なんとなく音楽が芸術である前に商品であるかのような振る舞いに感じられるようで、個人的にはちょっと悲しいです。)
なんか最後にしみったれた感じになってしまいました。最後はポップに終わりたいんだけれども、いつもちょっと憂いがある結びになってしまうなぁ。それでは、アディオス!(ちゃんとジョーンズ氏の事だと伝わっているか不安。)