英語話せないのに英詞を書いてしまう病

cadenceギターのモリです。

妻の友人と名乗る女性から身に覚えのない不倫疑惑によって民事裁判を起こされて、「え?俺が男と不倫したってこと?」と混乱しつつ、何度も知らないと説明しても誰も聞く耳を持ってくれず、これはまずいと思って新宿へ逃亡したのですが、追手が迫っており、新宿駅の構内の狭い廊下っぽいところに逃げ込んだところ、どうやら時空の歪みみたいなものがあって意図せずその歪みを潜ると、その先がホテルニューオータニの宴会会場の扉前に繋がっており、コッソリ覗くと何故かあの「桜を見る会前夜祭」の真っ最中で、「いつの間に過去に迷い込んだんだ!?」と混乱していたら警備員に見つかって捕まる夢を見ました。

夢にタイムパラドックスの要素や政治関連の一大ニュースが含まれており、自分の思考能力と精神年齢の成長に驚きました。

流石、30代になってから見る夢は違う。

さて、前回はサブスクの話で長めだったので今回は結構ライトに。

 

英語に対するコンプレックス

前回のブログでも少し触れましたが、私は英語が苦手です。

【Apple Music / Spotify】”サブスクリプション時代リスナー”としての在り方を考える

渋谷でスタジオ入ると、ごく稀に観光客と思われる外国人の方々から電車の乗り方などで話しかけられます。

私は全く分からないのですが、メンバーがちゃんとヒアリングして受け答えしたりして、すげーと思ったことがあります。

英語で話しかけられると、初海外の苦い思い出があってパニクってしまうのです。

会社の都合でインドに行く機会があったのですが、入国する時に自分のキャリーケースにチョークでめっちゃバツ印付けられてて、「流石海外、荷物の扱いが雑だぜ!ガッハッハ」と余裕ぶって笑っていたら、関税で私だけ警察みたいな制服着た人に捕まりました。

同行者の最後尾を歩いていたせいもあって、同行者に私が連れて行かれる様を全く気付かれず、私だけ空港内に置いて行かれるという事件があってトラウマなんですよね。

関税での受け答えに必要なアメリカ語なんて習ってないじゃん。インド訛りの強いアメリカ語のせいもあって全く聴き取れない。

どんどん英語で質問されましたが何も答えられず、結構切れ気味に「What language can you speak?」的な事を言われて、「Japanese only」と伝えたら、警備員が何かを言った後、関税で一度書いた書類をもう一回渡してきてどこかへ行ってしまい、一人で10分待ちぼうけを喰らいました。

自分がどうなったかいまいち分からなかったのですが、「紙書いて出て行っていいよ」と言われたと勝手に解釈して、空港を出ました。

その後もインドから出国するまで「もしかしたら、インドの公共機関的な存在から呼び出し喰らうんじゃないか」と心配で気が気でなかったです。

今思い返せば、日本から持っていった、縦方向に綴りになっているインスタント味噌汁が、何やら怪しい薬の梱包に見えたりしたんじゃないかと思っています。

異文化交流のこんな最序盤で、言葉の壁にマッハ2くらいの速さでぶち当たりました。

それから英語はトラウマなのです。

 

日本語で作詞する難しさ

我々cadenceは日本語歌詞にしようという方針が打ち出されているため、今後は全て日本語歌詞で作曲します。

今は英詞の曲が3曲ありますが、日本語化されていく見込みです。(個人的には「Sunny」と言う曲の歌詞だけは、私個人の日々の鬱憤がぶちまけられていて、そのまま日本語化するとまずいので英詞のままにしておきたいです。)

ボーカルのつっちーさんか私が歌詞を書くのですが、英詞3曲のうち2曲は私が書いています。

英語全然話せないし聞き取れないのに、何故だか英語で2曲も歌詞を書いてしまったのです。

初めはどの曲も日本語で歌詞を書こうとするのですが、メロディーに対して日本語が全く思いつきません。

メロディーを聴きながら、まともな教育や学歴のない脳みそからぴったり合う日本語を必死に引き出そうとするのですが、すっからかん。マジで頭真っ白になります。

何故日本人なのに、メロディーに日本語で歌詞をはめられないのか。もちろん、面白いと思った言葉をメモする習慣とかが身についていないので、私の努力不足ではありますが、それにしたって一言も思いつかないのです。

何ででしょう??

 

何故英詞を書いてしまうのか考察してみる

たぶんこれ、放って置いても治らないし、下手したら不治の病で対策してやっと症状が和らぐくらいなんじゃないかと思います。

ですが、バンドとして日本語歌詞にするという方針で全員合意してますので、とにかくこの病の原因を自分なりに探ってみようと思います。

 

1.仮歌が日本語以外の言葉に聞こえる説

歌詞が付いていない曲に対して仮歌を何語かよく分からない言葉ではめていくことは、比較的一般的な作曲手法だと思うのですが、「何語か分からない言葉」=「日本語ではない」という事だけは確かな訳で、そのせいなのか全く日本語に聞こえて来ないのです。

しかも、日本語って音程によって意味が変わる言葉があるので、めちゃくちゃ難易度高いです。

2.意味が直接的に伝わるのが怖い説

日本語であるがために聴いてくれる人に、ダイレクトに意味が伝わりすぎるのも結構苦手です。

明確な意味のある歌詞を書こうとすると、説教臭くなってしまうんですよね。

せっかく日常を忘れてライブに来てくれてるのに、「大変さから逃げてるダメな自分」とか「日常に忙殺されていく自分」とか、突き付けたくないんです。

3.茶化した歌詞にすると日本語クソダサい説

真面目なテーマの曲であっても、真正面から表現するのではなく、どこか茶化して表現したいという思いがあります。

でも、日本語で茶化した感じにしちゃうとすげー間抜けな歌詞になります。

今後日本語化されるcadenceの曲の中で「子どもにNintendo Switchを買ってやれなくなるのは嫌だ」という意味の歌詞を書いたのですが、発音が間抜けすぎるし一文が長くなりすぎるので日本語で歌えないです……。

その辺のユーモアと意味のバランスを取るのが上手な人のセンスが欲しいです。

どうでしょう?日本語って本当に難しい。

 

最後に

前項までに日本語での作詞の難しさを挙げてみました。

それに対して英語だと、意味優先で英文を考えても言語的にリズムが良いので大体ハマります。(英語のリズムの良さは色んなところで言われている事なので、私がわざわざ言うことでもないですが。)

後は、仮歌の時に歌ったメロディーと母音の感じがどうしても合わない箇所だけ、ちゃんとマッチする単語に変えれば良いです。

ただし、英詞は誰がどう見ても明白な落とし穴がありますね。英語を使いこなすほどの教養がないと間違いだらけになるということ。これは避けて通れない。

英詞を作る時はめちゃくちゃ文法とか気にしているけど、やっぱり母国語ではないですから。

英語で不自由なく作詞が出来る程の崇高な学歴は私にはないです。

間違いだらけの歌詞を付けるくらいなら、私も日本語で歌詞作りたいと思ってはいるのですが難しいですね。

英語話せないのに英詞を書いてしまう病、結構あるあるなんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょう。

日本語歌詞のバンド、本当に尊敬します。

SoraとかLOSTAGEとかDr.DOWNERとか、ホントかっこいいけど、真似できそうにないです。

憧れです。

今度作詞の教本とか買おうかな。それで日本語力は上がるのだろうか。

そして、来日している海外のバンドに、感想くらいは述べられる英語力も身につけたいものです。

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