【比較】9vと12vの電源の違いでエフェクターの音は変わるのか Walrus Audio “Warhorn”編

cadenceギターのモリです。

以前の記事で紹介したWalrus Audioのトランスペアレント系オーバードライブ”Warhorn”について、一つ実験をしてみました。

以前このペダルを取り上げた記事でも触れていますが、“Warhorn”をハイボルテージ駆動させると本当に音が良くなるのか検証します。

“Warhorn”に関する以前の記事はコチラです。
Walrus Audioってどんなブランド?
“Warhorn”ってどんなペダル?という方は、併せてご覧いただければと思います。

【レビュー】Walrus Audio “Warhorn” 原音を太く明瞭に発音する優秀なトランスペアレント系ペダル

この検証は、メーカーが指定する9vより高い電圧の電源を使って”Warhorn”を駆動させると更に音がよくなるという裏ワザを実際に試してみようという試みです。

元ネタはWalrus Audioの旧代理販売店umbrella companyのブログ記事にとして紹介されていた方法。

記事の言葉を引用させていただくと『サウンドのスピード感が増し、太さも出ました。ひと粒ひと粒お米が立ってる』とのこと。

その記事がコチラ

【検品ルームへよこそ】禁断のWARHORN 裏技、ハイボルテージ駆動を試す!

つまり、”Warhorn”は使用されている部品上ではメーカー指定の電圧以上でも駆動させることができ、その効果でより良い音質になるというのです。

エフェクターに限らずこういった電子機器に指定された値以上に高い電圧の電源を使うと壊れるのですが、本当に音が良くなるのであれば是非高い電圧で使用したいですね。

故障覚悟で一丁やってみっか!というノリで試してみました。何事もチャレンジが大事です。

※注意:この裏技はメーカーが推奨しない利用方法の為、”Warhorn”本体や関連機器が故障する可能性があります。メーカー保証外の故障が発生することが見込まれますので、自己責任で行ってください。

 

使用する電源

18v電源を持っているのですが、いきなり倍の電圧を使用するのは気が引けました。

壊れても良いつもりではおりますが、壊れない方が良いに決まってますからね。私には界王拳を使う覚悟が足りてないです。

という訳で、今回電源はFree The Toneの12vACアダプター”FA-1220D-JA”を購入して使用しました。

この電源を利用した理由としては、信頼のFree The Tone製という点と元々同社の9vACアダプター”FA-0905H-JA”を持っていたので、比較としても妥当であろうという点です。

電圧以外にたくさん差が有ったら意味ないですからね。

アダプターのご紹介はこのくらいにしましょう。

使用機材の紹介

続いて前提条件となる機材環境のご紹介です。

ギターはFGN neo classicシリーズ シンラインタイプテレキャスターのリアピックアップを使っており、ギターのToneを少しだけ絞ってます。8.5くらいかな。

また、EarthQuaker Devicesの”Tone Job”というエフェクターで、何となくMidを厚めにイコライジングしています。ちなみに”Tone Job”は18v駆動させました。

最後にPC上の適当なアンプシミュレーターを通して録っており、アンプシミュレーターでほんのりリバーブをかけています。

これらの接続順は「ギター > “Warhorn” > “Tone Job” > 適当なアンプシミュレーター」です。

環境のご紹介は以上です。それでは、実際に弾いて試してみましょう。

電圧の違いを検証

最近コピーした、とある曲のコードを弾いてみました。(後述しますが、何が元ネタかわかったら凄すぎます。)

【ドライ音】
さて、ドライ音はこんな感じ。

どクリーンというよりも、強く弾けばほんの少し歪むくらいの音作りにしています。

【9v】
こちらがメーカー指定の9v電源。”FA-0905H-JA”を接続して9vで配給します。”Warhorn”のノブはすべて12時、スイッチは下です。

【12v】
続いて今回調達した12v電源で音を出してみます。”FA-1220D-JA”を繋ぎます。

前述の通り、ここで使用する機材や接続にミスがあれば”Warhorn”が壊れます。超ハイエンドペダルではないもの、壊れれば金銭的にかなり痛いです。が、いい大人ですからね。いざ鎌倉。

先ほどと同じく”Warhorn”のノブはすべて12時、スイッチは下です。

この音だけ聴いても「なるほど分からん!!」といった感じですが、弾いている時は結構違いがあった気がしました。

一音目の出だしから音が太くなった印象で、全体的に太くパキッとしたドライブサウンドになって、弾いていてすごく気持ちよかったです。

ただ、録音して聴き直すと分かりにくいなぁ……伝わらなければ私の演奏と録音の技術のせいですね。

個人的には9v”Warhorn”の音色も好きですが、音に厚みが欲しいケースでは12v”Warhorn”積極的に使いたいと思いました。

どちらの音色が良いかというのは好みの範囲な気もしますが、ともあれ”Warhorn”はハイボルテージ電源の使用で音が変化するのは間違いなさそうです。

パワーサプライの中にはStrymonの”Ojai R30″のように電圧を選択できるものもあるので、こういったパワーサプライを持っている方はライブなどでも気軽に使用できるのではないでしょうか。

“Warhorn”をお持ちの方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

ただし、紹介した記事にも記載されていますが、あくまで自己責任でお願い致します。(当該記事に紹介された”Warhorn”や私が使用した”Warhorn”と、現在日本で流通している”Warhorn”が同じパーツで製造されているかは分からないです。また、”Warhorn”以外の製品で行うと壊れます。

 

最後に

というわけで、使用する電源の電圧で”Warhorn”音色は変わる事が分かりました。

なお、スタジオなどでは2〜3時間連続使用すると思いますが、”Warhorn”がその程度の時間12v電圧に耐え得るかはまだ未検証です。メインで使いたい方はご注意下さい。
自宅で3時間程度連続使用してみましたが、私の場合は無事故障せず使用できました。

続いて、今回の検証で弾いていたコード進行の話です。

息子の影響で機関車トーマス見まくっているのですが、映画版トーマスの名曲”Sometimes You Make A Friend”のBメロ的な部分のコードを三拍子にして弾いています。原曲はキーがFですが、セーハするのもカポするのも面倒なのでEで弾いています。拍子も違ってキーも違うと、案外跡形もないですね。

あと、9v電源の録音時にDAWがめちゃくちゃ調子悪くて、録音ボタン押下直後に音がプツプツ消える現象に見舞われながら録ったので、リズムが意味不明なコケ方してます。

また、今回なるべく同じように弾いたつもりですが、9v録音後に息子が目覚めたので4時間後くらいに18vを録りました。ちょっとニュアンス違うかもしれませんがご容赦ください。

と、最後に言い訳しておきます。

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